子宮頸がんについて&治療体験

 

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子宮頸がんにかかる女性が年々増加しているそうです。

 私自身、20代後半で子宮頸がんになりまして、どのような病気なのかも知りませんでしたので、宣告された際にはとまどいや恐怖を感じました。もう子供も産めない体になってしまうのかと思いました。


しかし、子宮頸がんは、正しい知識をもち、早期発見ができれば克服可能な病気です。

実際に、子宮頸がんにかかりましたが無事に妊娠や出産をできております。

 

今回は、実際に手術や治療を受けた経験をもとに、子宮頸がんについて詳しく解説をします。

 

《目次》

子宮頸がんとは

簡潔に言うと、子宮の入り口付近にできる、ウイルス性のガンです。

現在20代、30代の女性が発症するがんの第1位で、毎年1万人強が子宮頸がんにかかり、3000名程度の方が命を落としています。

 

【子宮頸がん】原因について

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子宮頸がんの主な原因は、体質や遺伝ではなく性交渉によって感染する「ヒトパピローマウイルス」、通称HPVというウイルスです。

 

ヒトパピローマウイルスは、ヒトの皮膚や粘膜に存在し、多くの女性が感染したことのあるありふれたウイルスです。ほとんどの人は免疫力でウイルスを排除できますが、約10%の人がウイルスに持続感染し、5年から10年以上かけて子宮頸がんへと進行します。

 

性交渉の回数やパートナーが多い、喫煙などにより免疫力が低下している女性は子宮頸がんになるリスクが高いとされています。

 ちなみに、私も喫煙者でした。

やはりタバコは女性の体に良くないです(*_*)

 

【子宮頸がん】どんな症状があるの?

子宮頸がんには初期症状がないとされ、進行するまで気づかないことが多いです。

ガンになる前(異形成)の時期には自覚症状がないので、定期的に子宮頸がん検診を受けてガンに進行する前に発見し早期に治療することが大切です。

 

《子宮頸がんの症状》

●不正出血がある
●性行為の際に出血する
●下腹部や腰の痛み
●月経血量が増え、期間が長くなる
●異常なおりものが出る

 

このような症状があったときには、すでにガンになっている可能性があります。

私の場合は痛みなどは全くありませんでしたが、不正出血がありました。

念のために婦人科に行っておこうと軽い気持ちで検査をしたところ、初期の子宮頸がんであることがわかりました。

上記の症状に心当たりのある方は、早めの受診を強くおすすめします。

 

【子宮頸がん】実際に受けた治療の詳細

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 私が受けた手術は「円錐切除術」です。

子宮頸部を円錐状に切りとる手術で、前がん病変やごく初期の子宮頸がんの際に行われる治療法です。

 

ガンの程度により日帰りや2泊3日の入院で手術可能なこともあるようですが、私の場合は1週間ほど入院し、全身麻酔での手術でした。

術後に多少の痛みはありましたが、我慢できないほどではありませんでした。

退院後の数ヶ月間は患部の消毒などで通院し、その後は半年おきに検診を行い、3年後からは年1回の検診になり、6年目からは通院しなくてもよくなりました。

 

私は初期に発見できたので、妊娠と出産ができる状態で治療できましたが、流産や早産のリスクは健康な方よりも高いです。

子宮頸がんが進行してしまうと、子宮全摘出手術や放射線抗がん剤を用いた治療などを行わなくてはならなくなりますので、やはり早期発見、早期治療が重要です。

 

【子宮頸がん】検診方法は?検査は痛い?費用はどのくらい?

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初めての子宮検診で、婦人科に行くのは少しこわいですよね(・_・;)

不安なときには、信頼のできるクリニックを調べたり、母親や友人に付き添ってもらっても良いと思います。

 

子宮頸がんの検診は、子宮の入り口付近をブラシなどで擦って細胞をとり、顕微鏡でがん細胞や前がん病変の細胞があるかを調べる「細胞診検査」を行います。

痛みを感じる方もいるみたいですが、子宮頸部は痛みを感じにくいと言われています。

私は、うーん、言われてみれば痛いかな?程度でした。

いくらか出血する場合もあるそうですが、出血もしませんでした。

 

細胞診検査の結果、がんの疑いがある場合には子宮頸部の組織を採取して詳しく検査をする「病理組織検査」を行います。

こちらは子宮頸部を少し切り取ることになるので、多少痛いです(¯―¯٥)

出血も少量あります。

万が一、子宮頸がんと診断されたら次に内診や画像検査などを行い、がんの進行期を調べる流れになります。

 

自治体では、20歳以上の女性に無料か費用一部負担で子宮がん検診を行ってますのでホームページなどで調べてみてくださいね。

個人的に産婦人科などで検診を受けると全額自己負担になりますので、8,000円程度かかりますが、痛みや出血など、何らかの症状がある場合には保険診療で検査できることもあります。

 

【子宮頸がん】気になるワクチンの副作用

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子宮頸がんのワクチンについては、副作用が話題になることがあります。

どのような副作用があるのでしょうか?

 

はじめに、子宮頸がんワクチンに含まれている成分(アジュバント)により不妊になるというウワサがありますが、これは全くのデマです。

アジュバントは家畜を不妊にさせる薬に含まれているので、このようなウワサがたったようですが、アジュバント自体に不妊にさせる効果はありません。

 

ちなみにインフルエンザワクチンにもアジュバントが入ってますが、不妊になるという副作用はないですし、ウワサもありませんよね。

 

子宮頸がんワクチンの、主な副作用としては下記があります。

  • 注射した部分の痛みや腫れ、頭痛や腹痛(10%以上)
  • じんま疹やめまい、発熱(1~10%未満)
  • しびれ感や全身の脱力、手足の痛み(1%未満)
  • 失神や筋痛、関節痛(頻度不明)

 その他に重い副作用として、96万回に1回の割合で子宮アナフィラキシーショックや呼吸困難などが起きています。

 

 しかし、ワクチンの安全性については、厚生労働省でその他の医薬品と同様に承認審査を行ってますし、どのようなワクチンにも副作用はあります。

心配なときは、担当の医師に健康状態や予防接種のメリット、リスクなどについてきちんと相談し、ワクチンについてよく理解をしてから接種を受けましょう。

 

【子宮頸がん】予防するにはどうしたらいい?

子宮頸がんの予防には、

  1. 子宮頸がんワクチンの接種
  2. 定期的な検診(2年に1回)
  3. 禁煙

              が有効です。

 

子宮頸がんワクチンには予防効果がありますが、全ての発がん性ウイルスの感染を防ぐことができるわけではないので、接種後も2年に1度は子宮頸がん検診を受けるようにしましょう。

また、喫煙は子宮頸がんの発症リスクを確実に上昇させるという研究結果も出ていますので吸わないのが一番です。

(私は子宮頸がんの治療後も、妊娠するまで禁煙できないダメ人間でしたが、百害あって一利なしですので早くやめたほうが良いです…^^;)

 

まとめ

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◎子宮頸がんとは、主に性交渉によって感染するウイルス性のガンである


◎子宮頸がんには初期症状がないので、定期的に検診を受けることが大切


◎治療法は円錐切除術、子宮全摘出手術や放射線抗がん剤治療などがある


◎子宮頸がんの検診は各自治体で行っているほか、個人でも受けられる


◎子宮頸がんワクチンは担当の医師と相談し、よく理解をしてから接種を受ける


◎子宮頸がんの予防には、ワクチンの接種、定期検診、禁煙が有効

 

子宮頸がんは、初期のうちに治療すれば治る確率が高く、子宮を残せる可能性も十分あります。

この記事を読んでくださった方が、ワクチン接種や定期的な検診で子宮頸がんをしっかりと予防し、女性として幸せな人生を送られることを願います☆

 

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